どんな仕事でも作業性は大事ですが、農業の生産成果は作業性で決まるといっても過言ではないと思います。

作業性はコストに直結するからです。

もちろん、ある意味畑で一番大事なことは地力なのだと思いますが、地力の増強・維持にも作業性の良さが求められます。

作業性の良い畑とは以下のような畑です。

1. アクセスが良い
軽トラを含むいろいろな機械が活用できるし、すぐに作業に取り掛かれます。 堆肥など資材も入れやすく、収穫も手際よくできます。 畑までのアクセスだけでなく、畑内の移動がスムーズにできることも大事です。
2. 水捌けが良い
水捌けの良い畑でないと、機械での作業が困難になります。 機械で作業ができないのは致命的です。 手作業でも乾かない畑では作業が困難になります。
3. 土質がサバサバしている
石が多かったり、重度な粘土質だと機械・手いずれでも作業は捗りません。機械の故障の原因にもなります（人間も故障します）。 作業性の良い畑は、土がサバサバ（さらさら）ふっくらした砂質で細かな有機物の多い畑です。　
4. 雑草がない
雑草がないと耕した土が均一になり、作業性が良いです。 雑草がないと農薬が野菜に均一にかかるようになり、農薬が少しで済み、効果もしっかり得られます。 畦や通路に雑草がないと、畑内での移動が容易になります。