当園のとうもろこし(スイートコーン)は、だいたい毎年7月20日くらいから収穫を開始し、8月10日くらいには収穫期間が終了します。
この間、およそ20日ということになりますが、実は出始めの時期と終了間近の時期とではとうもろこしの性質がだいぶ違います。
出始めの時期(7月20日くらいから)は、味(甘み)が薄い傾向がありますが、大きくて、(同じ面積でも)数量がたくさん採れます。逆に期間終了(8月10日くらいまで)に近いとうもろこしは
味(甘み)が濃いですが、小さめで、収穫できる数は少なくなる傾向があります(ちなみに、前半より後半のほうが早く熟れます)。
理由はいろいろあると思いますが、これまで私が実際に経験してきた結果、いつもこの傾向があるといえます。
もちろん、これは単なる「傾向」ですので、畑の良し悪しや、気象などのタイミングにより、例外は多発します。
「より甘くなるなら遅めにたくさん作ればいいのに」という声が聞こえてきそうですが、
小さいやつが少ししか採れないと商売になりませんし、1日に収穫(播種~育成作業も)できる量の限界というものがあるので、できる限り栽培期間をずらすようにしています(それでも収穫できる期間はたったの3週間(T_T))。
大きさ重視なら前半戦、甘み重視なら後半戦、ということになりますが、先にも書いたとおり、例外は多発しますので、難しいところです。