そろそろ丸篤農園でもとうもろこしの播まきをします。
そこで、今日はとうもろこしの発芽率アップの秘訣を箇条書きで書きたいと思います。
- まず品種。芽の出やすい強健な品種だと発芽率が高いです。例えば、ゴールドラッシュ(83日タイプ)が良いです。それと、チウラムが塗布されている種を買いましょう。チウラムが塗布されていないと種まき後に鳥に食べられてしまう場合があります。
- 畑はよく湿っているほうがいいです。でも、水に浸かってしまうような状態では種が窒息死してしまいます。また湿りすぎは地温が上がらないのでダメです。よく乾く畑で、乾いたら水やりをするのがベストです。
- 地温(≒気温)は高めがいいです。が、夜の気温が低くても(まあ最低7度くらいまで)、日中の気温が20℃以上になって、地面に日が当たっていれば(地表温は25℃くらい?)大体大丈夫です。
- セルトレイなどで育苗する場合は、最初はたっぷりと湿らせて、その後はやや乾燥気味で管理すると種が死ににくいです。覆土も浅めで。
- 畑に直播する場合、種にかぶせる土の深さは最深4cm、最浅0.5cmくらいです。湿りやすい畑では浅め、乾きやすい畑では深め。水分さえ確保できれば浅めのほうが発芽の確実性が高まります。が、鳥に食べられることがあるので注意します。私は大体1cm強くらいの深さにしています。
- 畑に直播する場合、種の方向はどうでもいいです。セルトレイにまくときは横に寝かせるか、とんがり(芽が出るところ)を下向きにするほうが良いようです。
とうもろこしの種はトマトの種などと違い、温度条件が整っていない状態で水を吸収すると、発芽できずにそのまま死んでしまいます。なので、種まきに失敗して1か月後に芽が出てきた、ということはまずありえないため、失敗したらまき直しが必要です(播種後2~3週間までに芽が出なければ失敗と思ってよいと思います。通常の発芽日数の目安は1週間くらい)。
ちなみに、発芽時に肥料分があまりにも足りないと芽がヒョロヒョロになり、その後の生育に悪影響があります。発芽自体には肥料分は不要だと思うのですが、発芽したらすぐに肥料分が使える状態にしておく必要があります。
―――――――――――――
2024/05/05 追記:種子のチウラム塗布について
2024/05/06 追記:通常の発芽日数の目安について