丸篤農園のとうもろこしを自分で作ってみたい!
という方のために、今年、私が実際に計画している、とうもろこしの栽培スケジュールを公開します。
5/4 播種、元肥(熔リン80g/m、硫安100g/m、高度化成14-14-14 50g/m)
5/6 除草剤(ラッソー乳剤)
5/12 発芽
5/16 生え揃い
5/18 2葉
5/22 3葉
5/25 除草剤(ゲザノンゴールド)
5/26 追肥(硫安)30g/m
5/27 4葉
5/30 5葉
6/2 6葉
6/4 分げつ発生
6/6 7葉
6/9 除草剤(ブルーシアフロアブル)
6/12 8葉
6/17 追肥(高度化成14-14-14) 50g/m
6/24 雄穂発生
6/26 農薬(プレバソンフロアブル5、アクタラ顆粒水溶剤)
7/6 絹糸発生
7/10 農薬(プレバソンフロアブル5、アクタラ顆粒水溶剤)
7/24 農薬(プレバソンフロアブル5、ダントツ水溶剤、アルバリン顆粒水溶剤)
7/27 テスト収穫
8/1 収穫開始
8/4 収穫終了
別に「丸篤農園ならでは」というほどのこともなく、至って普通のスイートコーンの栽培方法です。
それに、農作物ですし、天気にも左右されますので、もちろん計画どおりにはいきません。
ここ土岐市鶴里町は標高が400m以上ありますので、
中部地方の平野部なら大体の目安として上のスケジュールより2~3週間程度早くてもよいと思います。
品種は「おおもの」(ナント種苗;88日型)です。
作りやすいのが良ければ「ゴールドラッシュ」(サカタのタネ;83日型)にしましょう。
まあまあ作りやすくて、すごく甘いのがいいという欲張りな方には「Sweets恵味86」(清水種苗;86日型)をおすすめします。
とうもろこしは少しだけ作っても歯抜けばかりになるので、最低30株くらい、できれば100株以上は作りたいところです。
マメに雑草退治ができる人は除草剤を使う必要はありません。
農薬もこんなにまくのが嫌なら、大体で構いません(ただし、虫食いは覚悟です)。
追肥よりも元肥が大事です。肥負けにならない程度に、上手にどっさりやりましょう。
化学肥料が嫌な方は、鶏フンや米ぬかをどっさりやりましょう。
堆肥はできるだけたくさん入れましょう。
黒マルチをするとベターです。
あまり深く耕すと倒伏しやすくなります。不耕起(または表面だけ浅く耕起)が理想的です(が、現実にはなかなか)。
直播がベターですが、育苗してもよいです。その場合は、3葉期くらいまでには定植するほうがいいです。
甘さを決定的に左右するのは、収穫のタイミングです。
朝採りとか、そんなことはどうでもいいです。
絹糸(雌花)が出て3週間目(21日目)から、毎日または1日おきに生育の良さそうなのを1~2本、試しに収穫してみます。
おそらく、24日目くらいからかなりおいしくなるはずです。全体的においしくなるのが28日目くらい。
それより遅くなると、急に粒が固くなって不味くなります。
天気が良かったり、時期的に遅め(このあたりなら8月収穫)だと、熟すのは早くなります。
なので28日だと遅すぎる場合があるので注意してください。