久々のコラムです。
とうもろこしの品種について、私はこのブログでたびたび「作りやすい」とか「作りにくい」とか書いています。
作りやすい品種と作りにくい品種、何が違うのか?p>
それは
- 強健かどうか
- 早生か晩生か
です。p>
他にも細かいことがいろいろあるとは思いますが、まず上記2点で決定的に作りやすさが決まります。
強健かどうか、というのは病気への耐性ということもあるのですが、とうもろこしについてはそれほど病気が問題にならない作物なので、あくまでも性質が強いかどうか、ということになります。
性質が強い品種は、種が大きく、発芽しやすく、芽が太く、葉色が濃くなりやすく、ずんぐりした株姿の品種です。
性質が弱い品種は、種が小さく、発芽しにくく、芽が細く、葉色が薄めで、ひょろ長い株姿の品種です。
とうもろこし栽培は初期成育でコケないことが非常に重要なのですが、性質が弱い品種は初期成育でコケることが多く、その後の生育に響きます。p>
早生か晩生か、というのも重要なファクターです。
生育期間が短い品種は畑に置いておく期間が短いため、様々なリスクを軽減できます。
例えば台風・大雨、それから害虫・害獣。
晩生種を作っていると「あと数日で収穫」というときに台風が来ます。「これが早生種だったら...」ということになります。p>
以上はとうもろこしに限らず、野菜全体に言えることなので、家庭菜園をされる方は参考にしていただければと思います。p>
最後に、私の経験から具体的な品種を挙げておきます。p>
▼作りやすい品種
ゴールドラッシュ(83)
おおもの83(83)
白いおおもの(ホワイトレディー)(85)
Sweets恵味スター☆(87)p>
▼標準的な品種
Sweets恵味86(86)
Sweets恵味ゴールド(88)
おおもの86(86)
▼作りにくい品種
おおもの(88)
味来390(86)p>
こんな感じです。p>